俳句愛好会

第8回 11月句会

第8回 11月の季題:
冬の星  鴨
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2016年11月18日(金)16:00〜19:00
参加者数6名
選考作品数18作品
次回予定
12月13日(火)15:00〜
季題:冬ざれ  寒牡丹
備考:次回は忘年句会ですので15:00から始めますよ。
今月は幡鉾さんが投句、白澤さんは昨日までの長旅で体調こわして急遽欠席でした。
特選句は野口さんです。全員が点数つけたので完勝です。冬の星の状況をこのような言葉でまとめるのは野口さんしかできんねえと皆が言っていました。よく考えると何か落ちてきそうな時は両手で受け止めるのは普通ですが、冬の星を受け止めるという発想はどこから来るのでしょうか。また、夏と冬とでは星の見え方が違うそうです。夏より冬が近くに見えて冬はなんとなく寂しそうにも見えるとの事です。

鴨は福岡ではあまり食べる習慣はないようですが昔、小郡地方では網をかけて取って食べていたそうです。
酉年の紫垣さんと牟田さんは子供のころ家で鳥を飼っていたので大人になってからはあまり食べられないと言っていました。私も体調次第で鳥のむっとした匂いが駄目な時がありますが鴨は好きです。

今日は野口さんに俳句の一人歩きについて教えてもらいました。自分が意図した内容ではなくまったく違う解釈で受け取られることがあるからだそうです。今日の差し入れは、中野さんが自宅で取れた柚子を、紫垣さんが蒸したサツマイモをそれぞれ皆に配りました。どっちもお二人には重たいのにありがとうございました。今夜は寒くなかったけど雨が強かったのでお姉さま方は割勘タクシーで帰りましょうと冬の星のようなヘッドライトが6車線びっしりの大通りに吸い込まれていきました。
さて来月は忘年会を兼ねて行います。ホテルレオパレス博多のおいしい料理とお酒を頂きましょう。
特選句
零(こぼ)るれば手に受け止めん冬の星         野口    
(冬の星は手に受け止めるくらいいっぱいあります)
準特選句
冬の星輝く瞳夢いずこ             幡鉾
(夢や空想を働かせながら星空を眺めました)
その他の句

すばしこく湖面に潜る鴨の技          加藤

(鴨が潜る瞬間は目にも留まらぬ速さですね)

水脈(みお)のこし群れはなれたり二羽の鴨   野口

(愛する二羽は駆け落ちしたのかも)

迷子かも徘徊かもネ独り鴨          牟田

(今の世相を詠いました。うまいですねえ)

漢等(おとこら)は沖に漁(すなどり)冬の星   野口

(沖に出た夫の帰りを冬の星の元で妻は待っています)

 

親の後慕う小鴨の幼稚園         幡鉾

(一列で道路を横断する鴨親子の姿は幼稚園児を思わせます)

年故に仰けど寂し冬の星       牟田

(冬の星はなんとなく寂しい、年取ってきて輝きもよく見えなくなりました)

寒昴芥屋のおゝとがすみわたる    中野

(糸島で草取りをしていたらひときわ輝く星を見つけました)

 

黒川に灯り戻りて冬の星       加藤

(黒川温泉もお客さんが戻って灯りも沢山でしょう)

山畑に冬の星見る冬支度       紫垣

(自分の田舎の光景です。季重ね?)

鴨仕留め囲炉裏賑わうみぞれ鍋    加藤

遠干潟(とおひがた)海くれひびく鴨の声      中野

酉年の鴨鍋食べずかもにされ     紫垣

帰り路しばし沈黙冬の星       紫垣

(仕事帰りバス降りてああ今夜は何の料理にするかと星を見あげました)

何語る長旅帰り鴨の群れ       幡鉾

(鴨来るは冬で鴨帰るは春の季語になるそうです)

宍道湖に今日来たりしか鴨の群    牟田

(先日宍道湖に行ったら鴨が疲れていたようなので)

冬の星手足いとしみ身をかため    中野

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