俳句愛好会

第12回 3月句会

第12回 3月の季題:
春めく  桜
場 所レオパレス博多
日 時2017年3月29日16:00〜19:00
参加者数6名
選考作品数18作品
次回予定
4月26日(水)
季題:おぼろ  わかめ
備考:句会後に食事会をします。4月は牟田さんの誕生月です。
今月は大正生まれで戦争経験もある野口さんの句が特選でした。句会で戦地での話をよく聞かせてもらっているので作者は何となくわかっていました。戦争体験者の句なのでなんともいいようがありません。準特選は同点で2作品でした。今日は幡鉾さんと中野さんは欠席でしたが幡鉾さんは投句でした。桜が満開になれば舞鶴公園でゴザ敷いて皆で花見したいものです。
特選句
花のごと散ると決めたり兵の頃  野口  
準特選句
今平和歴史を語る城桜      牟田 
 
杯に落つ桜一片呑みほして    白澤  
その他の句

晩節は春めく波に身を委ね    幡鉾  

老桜も心踊らす花をつけ     幡鉾  

島ざくら振り返りつつ港出る   紫垣  

早春や老いにも明くる朝があり  野口  

来年もその来年も桜見む     野口  

桜餅母の面影映ゆるかな     幡鉾  

城跡の桜見下ろす御柱      加藤  

春めくも日本列島事多し     加藤  

城跡のしだれ桜や遠き人     牟田  

壱岐の島別れ出会いの初ざくら  紫垣  

舞う桜喜々とたわむる雀かな   幡鉾  

早春や一家総出のランドセル   紫垣  

春めきて日々白熱の甲子園    牟田  

桜冴え心華やぐ女になる     白澤  

春めいて薬のんだか今朝も聞く  加藤  

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