俳句愛好会

第13回 4月句会

第13回 4月の季題:
おぼろ  わかめ
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2017年4月26日16:00〜
参加者数7名
選考作品数21作品
次回予定
5月30日(火)
季題:松の芯   ひばり
備考:句会後に食事会を行います
今日は久しぶりに全員の参加でした。季題の若布は壱岐の島でも良く取れますから身近でしたがおぼろは言われてみればという感じですね。島根県に住んだことのある中野さんから島根には板わかめというのがあってとてもおいしいよと教えてくれました。

この俳句愛好会は今月から2年目に入りました。俳句などまったく作った経験もない方がほとんどでしたが今では皆さん立派な句ができるようになりました。
自宅で作った句を短冊に書く、短冊を集めて司会が読み上げ句表に書く、選句する、特選句から選句者のコメント、作者のコメントと毎回同じパターンで行っていますが飽きもせず皆さん休まず毎月参加してくれ大変感謝しています。
今月は牟田さんが一昨日72歳の誕生日でしたので皆でハッピバースデイを歌ってケーキも食べてお祝いました。男性は、いつもより少し飲みすぎたようです。
特選句
海女の手に丈より長き若布かな   野口
準特選句
朧夜や影無き後ろ振り返る     紫垣
(食後に一人で散歩した時の様子だそうです。)
その他の句

朝餉膳り顔する若布かな     幡鉾

 

故郷の香りどっさりワカメ便    白澤

 

老いの目や女房の顔おぼろかな   幡鉾

 

たらちねの母覚ゆるはめのは和え  牟田

 

朧夜に夫の帰りを待つ老婆     加藤

 

友が病みシリウスおぼろ帰り道   中野

 

湯をくぐり際立つ色の若布かな   紫垣

 

流れ着くわかめ拾いてゆうパック  加藤

 

記紀の島指呼にはあれど朧かな   野口

 

若布萌え岩場賑わう村総出     白澤

 

稚魚の群れ若布の森で鬼ごっこ   幡鉾

 

吸い物に若布一切れ今日入院    加藤

 

ワカメあえ女の楽しみ多かりき   中野

 

どんたーく期待と不安朧雲     牟田

 

俄店地元の産と若布売る      野口

 

宵長しおぼろに芽ぶく一文字    中野

(一文字とは木の名前だそうです)

潮の香の鍋より上げる若布汁    紫垣

 

故郷の香りをのせて初若布     牟田

※写真はクリックすると拡大します