俳句愛好会

第17回 8月句会

第17回 8月の季題:
迎え火  秋の雲
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2017年8月22日16:00
参加者数6名
選考作品数21作品
次回予定
9月20日 (お月様がまったく見えない日ですが決行します。)
季題:月 彼岸 桐一葉
備考:観月会を兼ねて行います。
今日は、真夏の句会にも係らず皆さん元気に参加してくれました。野口さんは急用で欠席でしたが投句で3作品出してくれました。その野口さんが今月の特選でした。

6人中5人がこの作品を選びました。91歳の野口さんらしい句ですねと皆が感心していました。句会後の食事会では野口さんが欠席なのでビール3本だけで熱燗は飲みませんでした。

来月は観月会を兼ねて油山にあるレストラン森で句会を行いその後フランス料理をいただく予定です。また月の砂漠、荒城の月、おぼろ月夜などもコーラスしてそれに合わせフラダンスも披露します。お楽しみに。
特選句
末弟の我が一人や門火焚く       野口 
準特選句
迎え火や戸口解るも名札なし      加藤 
その他の句

迎え火を繋ぎ世代の永久に       紫垣   

 

いと青き空に佇む秋の雲        白澤   

 

朝ひとつ東の峰に鱗雲         牟田   

 

秋雲や額縁割れしごと流れ       紫垣   

 

故郷へ帰れと誘ふ秋の雲        野口   

 

秋雲に負けじと鮮やか飛行機雲     幡鉾  

 

秋雲へ背筋伸ばし深呼吸        紫垣   

 

迎え火を頼りに帰れ父と母       白澤   

 

迎え火は今年も妻と二人きり      牟田   

 

灯台は径半ばや秋の雲         野口   

 

むかえ灯を胸に抱き来し走馬灯     中野   

 

嫁入りの真綿布団や秋の雲        加藤   

 

花野出で高き空ゆく秋の雲        白澤   

 

秋の雲しっとり見下ろす唐津城      加藤   

 

秋の雲ソプラノメロディ海愁う      中野   

 

迎え火を静々と焚くパチパチと      牟田    

 

迎え火に個人を偲び手を合はす      幡鉾    

 

むかえ灯や法会の鐘膳にひびく      中野    

 

秋の雲涼風の匂感ずるや         幡鉾   

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