俳句愛好会

25回/4月句会

25回/4月の季題:
薊 鶯
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2018/4/2316:00
参加者数7名
選考作品数21作品
次回予定
5月22日
季題:吟行
備考:壱岐の島へ吟行
4月は2回目ですが今回が4月句会です。みなさんすばらしい作品ばかりでした。鶯は雄しか鳴かないそうですね。来月はついに壱岐に吟行に行くことになりました。ホテルで句会を行います。観光タクシーに乗って島を一周する予定です。夜は紫うにコースの夕食を予約しました。辰の島にも観光船で遊覧します。お楽しみに。
特選句
道惑ふ山径閉ざす薊かな      紫垣  

登山道棘に守られ花薊       加藤  
準特選句
うぐいすの初音おかしと孫笑う   白澤  

山の湯でゆったり聞き入る初音かな 幡鉾  
その他の句

うぐいすの初音も遠く目も追えず  牟田  

鶯の鳴くたび声の違ひけり     紫垣  

花あざみやはり野に置け田の畦に  牟田  

鶯やゴルフ打つ手を休みけり    幡鉾  

鶯の囀り聴いてもう一缶      牟田  

あざみ刈る親娘げんかの棘棘し   紫垣  

手折りたし棘にたじろぐ鬼薊    白澤  

手折らむと寄る手を拒む薊かな   野口  

鶯の東に啼けば西からも      野口  

風に酔ふあざみの針やゆらゆらと  幡鉾  

鶯の恋情人も酔はせけり      野口  

幼き手薊摘みたし手立て無く    白澤  

アメリカに帰ると云うてのあざみや 中野  

花心とじするどく刺すや鬼あざみ  中野  

うぐいすの声に誘われ化粧する   加藤  

うぐいすや消えゆく雲も光るなり  中野  

うぐいすに母の代わりに起こされし 加藤  

※写真はクリックすると拡大します