俳句愛好会

第34回/3月句会

第34回/3月の季題:
啓蟄  つばめ
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2019年3月27日16:00〜
参加者数6名
選考作品数21作品
次回予定
4月24日
季題:田楽 春光
備考:4年目に入ります
今日は暖かくて春らしい句会日和でした。ツバメは蛇やカラスなど天敵から守るために人間が出入りするところに巣を作るようです。桧原桜は市民の悲願の短冊と当時の進藤福岡市長との短冊で道路拡張に伴う伐採を免れた桜として有名です。
また今年93歳になる戦争体験者の野口さんは今でも起床喇叭(らっぱ)の音を思い出す朝がありそれを句にしたとのことでした。戦後70年以上経つのですが。河合曾良の命日が近づいてきました。
特選句
宿求めツバメ幾度も尋ね来る   加藤 
準特選句
春眠や起床喇叭の音の記憶    野口 
 
琵琶師弾く桧原桜を訪ね見る   加藤  
その他の句

啓蟄や空欄埋まる予定表     野口 

迂回する道をつばくろ一直線   野口 

啓蟄や出番とまどふ温暖化    幡鉾 

啓蟄や何か期待のワンピース   白澤  

光射す待ち遠しきや初つばめ   牟田  

南から燕尾服きたつばめかな   中野  

廃屋の軒下飾る燕かな      紫垣  

彼岸会や友の名見つけ手を合わす 幡鉾  

鳴き交わし初つばめ舞う住宅地  白澤  

啓蟄や石を返せば団子虫     加藤  

娘の雛を孫に飾って祭りけり   白澤  

啓蟄の跡ある大地踏みしめて   紫垣  

風花を序の舞としてフラ舞る   中野  

人住まぬ軍艦島につばめの巣   幡鉾

桜咲く朗報届き祝い酒      牟田  

啓蟄や誰声聞いて目覚めかな   紫垣 

かみなりで野面に顔立ち風つめた 中野  

啓蟄を越えて徘徊注意報     牟田  

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