俳句愛好会

第43回/11月句会

第43回/11月の季題:
おでん  水仙
場 所レオパレス博多
日 時2019年11月19日16:00〜
参加者数7名
選考作品数21作品
次回予定
12月17日
季題:枯蓮  菊
備考:句会後にそのまま忘年会を行います。プレゼントの品を1個持参願います。
野口さんの特選句は与謝野鉄幹作詞の「六分の侠気四部の熱」から出来た作品だそうです。
侠気とは強気をくじき弱きを助けるこころだて、おとこぎと広辞苑には書いてありました。
野口さん、93歳になっても男気が有りますよ。
来月は忘年会を兼ねての句会です。美味しいお酒を呑みましょう。
特選句
おでん酒六分の侠気持つ友と  野口
準特選句
島みさき人来ぬところの雪中花 中野
その他の句

島畑を縁取り香る野水仙    白澤 

汐風に香り広ごる水仙花    野口 

仏壇の水仙匂ひ母思ふ     幡鉾

水仙の一輪も良し群れも良し  紫垣  

川沿いのおでんの屋台椅子狭し 加藤  

水仙の香も届けたし里の墓   牟田  

おでん酒夫の繰り言多くなり  白澤  

友の愚痴静かに聞くやおでん酒 幡鉾 

水仙の岬廻って定期船     白澤  

三日目もおでんあるよと土鍋来る 加藤 

おでん鍋美しく火の廻りけり  中野  

おでん鍋秘伝の味でほろり酔ふ 幡鉾  

バス停の客和ませる水仙花   野口  

おでん酒夜更けとともに味も染み 牟田  

脇役も主役となりておでんかな  紫垣 

水仙の花縮みても花瓶かな    加藤  

船旅の秋のかすみにつつまるる  中野  

友集ふおでん談義に頬ゆるむ   紫垣  

過疎進み誰知らぬ間に水仙花   牟田 

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