俳句愛好会

芦辺文芸第283回1月句会

芦辺文芸第283回1月の季題:
自由題
場 所町田典子さん宅
日 時2024年1月10日13:30
参加者数6名
選考作品数18作品
次回予定
3月
季題:自由題
備考:3月第2週ころ、句集編集はその1週間後
福岡壱岐の会の俳句愛好会は2020年2月以降新型コロナの影響でこれまで開催しておりません。その俳句愛好会々員の一人が壱岐市へ移住し芦辺文芸の会員にもなったことから俳句愛好会が再開するまで芦辺文芸の作品を2024年1月からこのホームページにアップすることにしました。あしべ文芸の句集は会の開催に合わせ2カ月に1回発行され写真の創刊号は昭和51年6月15日の発行のもので今月で第283号になり俳句、短歌、川柳が掲載されています。発足当時から現在も活躍されている会員もおられ皆さんこれまで壱岐の文化活動に長年寄与されてきました。今回は2023年の芦辺町文化祭の写真と5月22日の曽良忌にお参りした時の写真もアップしています。
特選句
父打ちし釘に今年も注連飾り 加藤
準特選句
置き去りのサッカーボール冬ざるる 甲原
その他の句

グラウンドのスパイク痕に霜柱 町田

山城や天下取りたる寒鴉 長岡

新春の空に号砲大地蹴る 甲原

車椅子押す夫の手の悴みて 町田 

九十五拝み持ちたり雑煮椀 加藤 

焼き芋を分け合うベンチ四人掛 長岡

右左寝返り打つも除夜の鐘 加藤

墨中の紅個展会場に南天 町田

カナダツル壱岐の陸地に初飛来 吉永

打ち寄する波のしぶきに寒おぼゆ 興津

押し迫る掃除分担年の暮れ 吉永

バルーンを巡らし喜寿の冬の尽 興津

ゆっくりと柚子湯に浸る吾の時間 吉永

勇壮な打つ手の和音除夜の鐘 興津

生きがいを探し求めて寒昴 甲原⁡

見馴れたる深江田原も初景色 長岡

※写真はクリックすると拡大します