赤とんぼ島見えるかと尋ねけり 加藤
夕凪に吸いこむ夕日金の道 中野
壱岐が見え家族の様な夏句会 中野
糸島の別荘守るほととぎす 加藤
刻々と西日彩る庵かな 幡鉾
蝉時雨短き命燃え尽くす 幡鉾
磨ぎ汁を母乳求めし夏の花 紫垣
湧き水の湯となり流るおだやかに 紫垣