俳句愛好会

第30回/10月句会

第30回/10月の季題:
秋思 椿の実
場 所ベイサイドプレイス会議室
日 時2018年/10月/17日17:00
参加者数6名
選考作品数14作品
次回予定
11月28日(水)
季題:帰り花 冬晴れ
備考:次回はレオパレスです
今月はマリエラ号でクルージングするために博多埠頭のベイサイドビル会議室で句会を行いました。紫垣さんが欠席のため6人となり一人2句だったこともあり1時間で終わりました。今月の季語の、丸いままと三方に割れた椿の実を野口さんが持って来てくれこんなに実が厚かったかねえと皆懐かしがっていました。
結果は、投句の紫垣さんが特選、野口さんが準特選でした。壱岐の島は椿が沢山有るから皆さん馴染み深いので子供のころの思いを句にしていたようです。
句会後はお楽しみのクルージングです。博多湾航海中は食事も音楽もとてもすばらしくピアノの生演奏を聞きながらワインを飲んで窓の外にはドームや福岡タワーの夜景、メンバーの幡鉾さんが住んでいるタワーマンションも見えました。船内は貸し切り状態でした。福岡市にこんなすばらしい時間がもてる客船があるのに皆もっと利用すればいいのにと思いました。食後は皆で3階のデッキに上がり心地よい風にあたりながら百道浜の高層ビルや直線が続く都市高速のライト、志賀島の灯りを楽しみ博多埠頭に帰港したのは21時過ぎでした。
他にも沢山フォトギャラリーに写真をアップしています。

         
特選句
沈黙のロダンになりて秋思かな   紫垣
準特選句
三方に別れ旅立つ椿の実      野口
その他の句

またしても老いの秋思の独り言   野口 

頑固者落ちても割れぬ椿の実    加藤 

秋思候飲み友ひとりふたり減り   牟田 

童らの篭に溢れる椿の実      白澤 

家苞とを喜ぶ人無く秋思かな    白澤 

災害の頻発憂ふ秋思かな      幡鉾 

何処となく人に寄り添う椿の実   紫垣 

灯台に吹く風白し秋思かな     加藤 

庭先ではじける音や椿の実     幡鉾 

今昔母の香りかかてし油か     牟田 

瀬音きゝループ路走る花すゝき   中野 

どどでんとポケットにかてし幼き日 中野 

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