俳句愛好会

第36回/5月句会

第36回/5月の季題:
半ズボン 南風
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2019年5月29日16時
参加者数7名
選考作品数21作品
次回予定
6月24日
季題:簾  早苗
備考:
今月は紫垣さんが4ヶ月ぶりに参加してくれたので全員そろっての句会となりました。
91歳のお母様の支援で大変みたいです。

特選句は昔の壱岐漁港の光景を句にしたそうです。
中野さんのヨセミテとはアメリカ合衆国カリフォルニア州中央部のマリポサ郡及びトゥオルミ郡にあるヨセミテ国立公園のことで、自然保護を目的とした国立公園でそこに住んでいたネイティブアメリカンの部族の呼称から名づけられ中野さんはその公園に行ったことがあるそうです。ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録され東京都の約1.4 倍の広さです。
来月は野口さんが93歳、幡鉾さんが85歳、白澤さんが6?才の誕生日を迎えられます。
野口さんも幡鉾さんも1日も晩酌を欠かさないそうです。中野さんが休肝日を1日作ったがいいよと
言われたらもうこの年齢だからその1日ももったいないとのこと。
来月は長寿のお祝いをしましょう。
特選句
黒南風に苫屋に集う老漁師     白澤 
準特選句
若き妃のテニスコートの半ズボン  紫垣 
その他の句

半ずぼん馴染まぬ膝の白さかな   野口 

半ズボン腰に手ぬぐい似合う人   加藤 

黒南風におびえる牛や阿蘇の山   幡鉾  

膝すれを鋏入れての半ズボン    紫垣 

脊振嶺の模様あざやか南風吹く   野口  

転校生青白き足半ズボン      白澤  

南風吹く校旗に県旗日章旗     野口  

沖南風も頬撫でるかに定期船    紫垣  

温暖化出番早まる半ズボン     牟田  

校庭で朝からはしゃぐ半ズボン   幡鉾 

五月晴れ壱岐どんたくや姿消ゆ   幡鉾  

梅の実も大振り小振り令和初    牟田 

ヨセミテや冷たきコーラと夏の空  中野 

白南風や雲を走らす玄界灘     中野 

白南風や光織りなす白い雲     中野  

南の風島影探す定期船       牟田 

雨傘を日傘代わりに一年生     白澤 

部屋着なら着てもいいかと半ズボン 加藤 

南風柳川下り向かい風       加藤 

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