俳句愛好会

あしべ文芸俳句部第287回9月句会

あしべ文芸俳句部第287回9月の季題:
自由題
場 所町田典子さん宅
日 時2024年9月11日13:30
参加者数6名
選考作品数18作品
次回予定
11/??
季題:自由題
備考:次回から場所は興津さん宅
句会は9/11に行いました。ところが9/14早朝に今回特選句の町田典子会員が急逝されました。皆な信じられないとショックでした。町田さんは20年ほど前から難病と闘いながら書道、短歌、俳句、絵画を続けて来られました。ご冥福をお祈りいたします。
特選句
笹の葉の一夜の青さ星祭り (町田)
準特選句
遠雷や糠床ならす指の跡 (長岡)
その他の句

月桃の花の上飛ぶオスプレイ(町田)

戦争と平和の語り部夏終わる (町田)

⁡満月や分娩を待つ牛舎の灯⁡  (甲原)

朝夕の涼やか身体を合わせたり  (興津)

間引菜の二葉の浮かぶ今朝の汁 (加藤) 

銀杏を踏まず横目に通り過ぎ (興津)

グラジオラス番待つ蕾又数へ(加藤) 

乳離れの子牛くたばる極暑かな  (吉永)

山の朝乾かぬままの登山靴  (長岡)

早場米稲の刈り取り農動く  (吉永)

賄いは精進膳の盆三日  (吉永)

過去帳を閉じれば白し秋の風 (長岡)

天窓へ仕舞ふ簾越しの夏   (甲原)

萩垂るる草の隙間に小花見ゆ   (興津)

空蝉や夫と朝餉のお味噌汁 (甲原)

蔓寄せてかぼちゃころころ地引き網  (加藤)

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