場 所 | レオパレス博多 |
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日 時 | 2016年7月28日 16:00〜19:00 |
参加者数 | 6名 投句1名 |
選考作品数 | 19作品 |
季題: | 朝顔 いわし雲 |
備考: | 俳句歳時記は重たい方は持ってこなくていいですよ。 まだまだ暑いので句会会場までは時間に余裕を持って出かけましょう。 |
塀の外 百合咲く庭と 風に知る 野口
由岐人を 迎える湾に 花火降る 白澤
(司馬遼太郎の本によると壱岐のことは由岐と言ってたらしいですよ)
弥陀ヶ原 黄色満面 禅庭花 牟田
(みだがはら きしょくまんめん ぜんていか)
世界中 百合の花束 供えたり 加藤
(最近のニュースは百合の花を供えるような事件ばかりですね)
花火師の 火薬詰めては 空描く 紫垣
(花火師さんは空でどんな模様になるか想像しながら作っていることでしょう)
店先の 真白き百合に 惹かれ見る 紫垣
花火見て 勝利確信 帰途余韻 牟田
何処から 飛び来し百合が 早二茎(こう)牟田
しら百合や おすまし顔で 心洗う 中野
大玉の 花火の音の 怖さかな 加藤
(大玉の音はお腹にいきなりドスンときますねえ、地響きのように)
音聞きて 花火当てたる 自慢顔 加藤
玄海の 島をぐるりと 盆花火 白澤
(お盆に岳の辻頂上から壱岐の島を見渡せば各町の花火がどんなにきれいでしょう)
勝どきの 花火の舞いに 胸躍る 幡鉾
これから花火大会の時期です。大濠公園は毎年8月1日です。わずか数秒の花火ですが花火師の気持ちになって最後まで見ましょう。もうすぐ終戦記念日がやってきます。野口さんや幡鉾さんから釜山で帰国船を待つ何万人もの日本人の雨ざらし、食糧難生活など大陸での生々しい戦争体験話を少しだけ聞かせてもらいました。直接聞くと信じられないことばかりです。貴重なお話しでした。