俳句愛好会

第24回 3 月句会

第24回 3 月の季題:
蜆汁 土筆
場 所ホテルレオパレス博多
日 時2018年4月6日16:00
参加者数7名
選考作品数21作品
次回予定
4月23日(月)
季題:アザミ 鶯
備考:句会後に食事会を行います
今月は、野口さんが特選、準特選を独占です。蜆汁は二日酔いやお酒の後に体のために飲むという作品が多かったようです。特に牟田さんの、「二日酔い連れは了知の蜆汁」では本人曰くうちの妻は良くできているからこの句ができたとニヤニヤの自慢でした。奥様にこの句を伝えたいですね。幡鉾さんの句、「今宵またしじみを伴に杯重ね」では僕は蜆汁は自分で作るからこの句ですよと対象的でした。本当でしょうか。次回の句会も4月に行いますが、5月に吟行に壱岐に行くことが決まりました。しかも曽良の命日の22日です。
特選句
啜り終え砂の残りし蜆汁   野口 
準特選句
昨夜の酒朝餉に添ふる蜆汁  野口
その他の句

二日酔い六腑にしみる蜆汁    白澤

陽の恵み背比べ競ふ土筆かな   幡鉾

二日酔い連れは了知の蜆汁    牟田

蜆汁小粒寄り添う椀の底     加藤

志高き土筆の背伸びかな     野口  

ままごとの仲間に入りしつくしんぼ  紫垣

土筆さそい大樹の骸下陽だまりで 中野

今宵またしじみを伴に杯重ね   幡鉾

出雲行そばにぜんざい蜆汁    牟田

摘み過ぎて袴取らずに土筆茹で  加藤

長生きに仲良く食す蜆汁     紫垣

にょきにょきと瀬音に誘われつくしのこ 白澤

せせらぎに駆けだしそうに土筆生ふ 中野

風邪治る朝食あさげのしじみ汁  白澤

土筆摘む夕餉のツマミなればなれ 牟田

宅配の野菜に三本土筆あり    加藤  

しみじみと何所の産地か蜆汁   紫垣

八雲たち湖面にひびくジョレンの音 中野

室見川親子楽しやしじみ狩り   幡鉾

※写真はクリックすると拡大します