俳句愛好会

第33回/2月句会

第33回/2月の季題:
冴え返る 春一番
場 所レオパレス
日 時2019年2月18日16:00〜
参加者数6名 プラス投句1名
選考作品数21作品
次回予定
3月27日(水)
季題:啓蟄  燕
備考:
今月は紫垣さんが壱岐への介護往復で疲れ気味で投句でした。来月は参加できるといいですね。春一番は郷土、壱岐の島での海難事故からできた季語なのでその意味合いの句がありました。冴え返るは2度目でしたが2年前のことなのですっかり忘れています。特選句の92歳の野口さんは週に4回グランドゴルフをしているので春一番に2度3度くらいは持ちこたえるようです。一、2、3と数字が並んでいます。それから障子は冬、銀河は秋の季語だから季重ねになりますよと野口さんから一言。美味しい花かご弁当がくるまでに日本酒を4本も飲み酔いもまわってか暖かくなったら対馬に吟行に行くぞと盛り上がりました。
特選句
二度三度春一番に蹌踉(よろけ)たり   野口 
準特選句
雨戸打つ夜半の客か春一番    牟田 
その他の句

白波が白波越えて春一番     加藤  

由布岳や凍てつくかほに冴え返る 幡鉾 

冴え返る庭の雀も軒の下     牟田 

障子戸に秒針の音冴え返る    白澤  

春一番その名知らしむ壱岐の島  白澤  

塔の前孫に伝へる春一番     幡鉾  

父母の影春一番にのりて来る   中野  

冴え返り仕切り直しの野良2枚  牟田  

春一番島に伝わる船逸話     加藤 

冴え返る八百屋の主のもみてかな 加藤 

春一番あふられながら伊都路かな 中野  

獅子おどし畳廊下に冴え返る   白澤  

冴え返るシリウス銀河夜空便   中野 

親が子を苛めるニュース冴え返る 野口 

それぞれの春一番を受けとめし  紫垣 

冴え返る逆流早き室見川     野口 

荒海の春一番が追いかける    紫垣 

焼酎と春一番や壱岐生まれ      幡鉾  

漁男春一番の壱岐の島      紫垣 

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